パソコン販売 home computer distribution 2003 5 8
新聞報道によると、以下の通り。
a パソコン販売不振
b 低価格競争へ
c 今持っているパソコンで、大概のことができる
d しかし、デル躍進
e 超低価格パソコン、市場に定着
f 中古パソコン市場、好調
g パソコンの売買価格低下
h PS2、売りたくても品切れ騒ぎ
しかし、抜けていることがあります。それは以下の通り。
i パソコン自作市場が定着
これは、結局、パソコン市場において、
「全体」重視より、「個」重視という流れが定着しつつあるのです。
パソコンを自作すると、売っているパソコンより、高くつきます。
しかし、パソコン自作は根強い人気なのです。
これは、パソコンを自作できるという、本来、人間が持っている「作る喜び」が満たされるので、
たとえ、高くついたとしても、パソコン自作用パーツは売れるのです。
しかも、パソコンの「仕様」を自分で決定できるのです。
さらに、余計なソフトを入れないで、自分が本当に使いたいソフトだけ入れられる。
しかし、パソコンを自作できるヒマがない人は、
中古パソコンを選ぶか、低価格パソコンを選びます。
なぜなら、インターネットもメールも、中古パソコンや低価格パソコンで十分なのです。
中古パソコン市場が成長しつつありますが、これは中古自動車市場の人気を考えれば当然のことです。
低価格パソコンで大概のことができれば、低価格パソコンを買います。
では、なぜ、デルが躍進したか。
これは、低価格という点、サポートが充実しているという点でしょうが、
別の理由もあると思います。
これは、自分でパソコンの仕様を決定して、発注ができるのです。
だから、CPUは何にするか、HDDはどのくらいの容量にするか、
メモリはどのくらいの容量にするか、グラフィックチップは何を選択するか、など。
まるで、パソコンを自作しているような感覚になれるのです。
だから、パソコン自作に自信がない人は、こんな形でパソコン自作体験が擬似的に体験できるのです。
さらにソフトウェアは、自分で選べるのです。
インターネットしかやらない人は、ソフトウェアはいらないのです。
WindowsXPについているブラウザソフトでインターネットができます。
さて、「PS2、売りたくても品切れ騒ぎ」、これには困ったものです。
買いたいのに、在庫がない。モノがないという状態です。
限定販売されたPS2は、春らしいパステルカラーで、従来の黒いボディーカラーになじめなかった、
女性や子供に人気がでて、即日完売で、入手することが困難になってしまった。
しかし、従来の黒いボディーカラーのPS2も市場にない。
大手スーパーでも入荷待ちだったし、パソコンショップでも入荷待ちだった。
それではと、中古のPS2を見てみると、これがなんと、新品の値段とあまり変わらない。
だから、これでは、新品を買った方がよい。
参考までにゲームボーイアドバンスSPも品切れ騒ぎが起きたが、現在は買えるようになったらしい。
前者はパステルカラーという色で成功し、後者はデザインで成功しました。